楽観主義と悲観主義
”悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけるが 楽観主義者はすべての困難の中に好機を見つける" −ウィンストン・チャーチル
物事をポジティブ or ネガティブに考えやすいか? の答えは自分だったらポジティブというだろう。
何を恐ろしいと思うかというのは、脳の構造によって異る。例えば、俺は、目の前にカラスの大群が道を塞いでいるのを恐怖と思う、一方で好きな人に告白して振られることを恐怖とは思わない。
だけど、それを逆にとらえるひと(つまり、カラスが怖くなかったり)はいる。
そういった、個人の性格や価値観に違いが有るのは、脳の回路が偏っているからである。脳の扁桃体頭部分が恐怖に関連しており、ある人では扁桃体が反応する(恐怖を感じる)ことがある人では扁桃体がほとんど反応しない(恐怖を感じない)ということが実際の脳で起こっています。
なので、そう考えてみると、恐怖とかその他諸々は、脳がどう感じるか決めるので、本当に脳の影響が多きいですね。
最近の興味は、この脳の回路の偏りをどう変化させることができるのかというところにあって、これに関する本を1冊読んだので、これについて書いているのです。
その本では、悲観的に物事を捉える脳回路をレイニーブレイン/ 楽観的に捉えるのをサニーブレインとよんでいて、脳科学はその回路 ”人格” を変えることが出来るのか?というところに焦点を与えていろいろと書かれている。
脳科学は人格を変えることが出来るのか?
という問の答えは、 ”YES” のようです。僕自信もそう思います。
ただ実際これがきっと、めちゃめちゃ難しい。 ひとってなかなか変わらないもんな、たとえば休日1日なにかやろう!ってきめていてもどうしてもダラダラしてしまったりする。
だから、来週こそはしっかりしよう!と思っていても、なかなかその意思は継続的なものではないので、来週も変わらない。
ということはすごくありふれている現実だと思う。
そもそも、その2つの(悲観的、楽観的)側面は、人生で起きる出来事や生まれ持った遺伝子形成、そして経験が遺伝子に与えう作用によって影響を受ける。
まあ、言いやすくすると、遺伝子と生後の経験が脳の回路に影響を与えて、性格ができあがるということ。 なので、さらに言い換えると、(脳は死ぬまで育つので)脳の回路は経験で変えることができる。 さらに言い換えると、人格は変えることが出来る。ということになります。 まとめると、脳の回路は訓練次第で修正できるということです。(結構くどいな、何回か同じ事言っている気がする) そんでもって、ではどんな方法で訓練できるのかというと
マインドフルネス瞑想法!などなど
マインドフルネス瞑想法っていまいち自分でもわかってないので、Google it すると、こうかいてありました。
- 楽な姿勢になる(座った状態でも横になった状態でもOK)
- 目を閉じる
- 大きく深い呼吸をする
- 深呼吸しながら、呼吸の回数を数える
- これを15分間以上繰り返す (http://kenkoubiyou.blogspot.co.uk/2015/01/blog-post.html)
まあ、このマインドフルネス法によって、脳の回路にも実際に影響があるようなので、やってみる価値ありそうですね。
そんなこんなで、そういった脳回路の変化、脳の可塑性(よく使われる回路をさらに強くするメカニズム)は本当に感動するものが有ります。
さて、ここから若干話題が代わって、同じ本に書いてあった、幸福についてを適当にまとめました。
人間が本当の意味での幸福になるには、以下の3つ必要です。
1.ポジティブな感情や笑いを数多く経験すること 2.生きるのに積極的に取り込むこと 3.今日明日ではなくもっと長期的な視野で人生に意義を見出すこと
2番についてですが、やより良い家、より良いクルマなどのいわゆる<ものごと>が、高い幸福感の継続にはつながらないとのことです。(例:高級腕時計などは、長期的な人の幸福度をすこしも高めてくれない)
【つまり】 ⇛自分にとって大きな意味のある何かに積極的にとりくむこと
が幸福に生きるために大切なことだと書かれています。
実はこの事、もしかしたら過去のブログでも触れていて、僕が結構好きなポジティブ心理学を研究しているマーティンセリグマンの言っていることです。今回読んだ本(マーティンではない)でも触れていて少し感動しました。 はじめに彼の講演を聞いたのはとてつない衝撃を僕に与えたのを覚えています。
なので、ちょうっぴりしょうかいしました。 そして、今回の本はこれで下!とても良かったー!
以上!