選択することで好きのレベルが上がる理論
好きなことはなんですか?って聞かれても、スパッと出てくることがなかなか無い。
そもそも、「好き」って何?「好き」を言語化するのって難しくない?
ということを思ったので、今日は待ったく科学に基いていない自分の(いま思いついた)妄想理論を紹介します。その名も、「好きだから選択するんじゃなくて、選択するから好き(だと思っているだけ)理論」です。
まあ、ただ単純にそれだけなんだけさ。
先に結論ですが、人間は1日に何回も選択をすることで人生をつくっていると思います。その選択の積み重ねが「好き」を作っているということです。
例えばスタバにいてソイラテにするかティーラテにするかを迷っているとします。そこで、店員さんが「ソイラテおすすめですよー!」とか言うので、ソイラテを選択しました。その時点で、脳は
脳氏「あ、俺、ソイラテ好きなんだな。」
ってまず、思います。でももしそこで美味しくなかったら
脳氏「やっぱり、ティーラテのほうが良かったなー、次回はティーラテにしよう。なのでこのコトを海馬に記憶させておこう」
って思うんです。なので、次回はティーラテを選択するじゃないですが。そしたら
脳氏「あ!やっぱりティーラテはソイラテより良いね!」
ってなるわけです。良し悪しは相対的なので、ここで初めて2つの商品に良し悪しが生まれるんですね。これができた時点で、これ以降、脳はティーラテを選択しやすくなるのです。
そして、これ以降も脳は、海馬という名の内部ストレージにスタバの商品を登録して、その中からそのときの気分や気温などを考慮して、今日はどのドリンクにするかを選択するのですが、相対的基準の高いティーラテが選択されやすくなるのです。その選択のフィードバックとして、「好きレベル+1」が生まれます。その循環でどんどんティーラテを好きになります。
こういうことです。このとき、人間は「自分は好きだから選択をしている」を無意識に思っておりますが、実は、「選択しているから好きだ」ということなんです。
ここをはっきりと意識することで、「実はホントは好きじゃいないもの」だったり、「実は好きなもの」が見えてきたりします。
例えば居酒屋に行って、自分が特に何も考えずに注文したものをメモ(レシートでも可)しておいて、それのデータを取ってみてください。自分は居酒屋に行ったら「チキン南蛮」が好きだと思っていましたが、実は、「カルボナーラ」のほうが注文していたりします。あれ?自分の脳ってそういう順位付けになってるんだ〜という感じで自分の好きを可視化できるはずです。
これは実は、恋愛関係もの言える話で、
「好きだから、付き合っている」
というのは、実はそうではなくて、
「付き合っているから、好き」
ということなんです。
好きか無関心かわからない状態って、付き合っている以上すごくあると思っていて、それは何故かと言うと、「好きだから付き合う」という方程式が日本で一般的になっているからで、
「付き合ってるということは・・・俺は相手のことを好きなんだよあ」
って自分のマインドをコントロールしている状態でもあるんです。
つまり、付き合っているという事実があると、本当の「好き」がぼやけてしまうのです。
でも実は、好きか無関心か分からない状態では、人間は「選択」をしなくなっているはずです。まじで好きと思っていた時代だったら選択していたことも、今は選択しなくなっている。
ということは、好きではなくなっている証拠ではないでしょうか。
なので、付き合ているときに、
「好きだから付き合っている」
という考えを一旦外してみて、「付き合っているから好き(と思っている)」と考えてみると、いいかもしれませんね。そうすることで、本当に好きか否かを脳にアクセスして確認できると思います。
つまり、無意識に選択しているもの(例えば、コンビニでついつい買っちゃうもの)にフォーカスをして、あ、自分はこれを選択するということは、好きなんだ。っていうのを考えながらいきると、このブログの冒頭で言った
「好きなことはなんですか?」
という質問にすんなり答えられるようになるかもしれないですね。
どうでしょう。いみわからない理論ですね。(笑)
おわり。